2008.01.16

四弘誓願文

衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど)
煩悩無盡誓願断(ぼんのうむじんせいがんだん)
法門無量誓願学(ほうもんむりょうせいがんがく)
仏道無常誓願成(ぶつどうむじょうせいがんじょう)

                            四弘誓願文(しぐせいがんもん)

ジジババ趣味仲間の元同僚に誘ってもらっていた坐禅を急に思い出して、
雪のちらつく日曜日の宇治へ。
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なんと15年ぶりの坐禅
20人ほどの集まりにちょこっと入れてもらう。
お経を読む。
声に出すということが、こんなにも気持ちよかったなんて。

般若心経のあと、説明されていなかった唱和がはじまった。
慌てて、いただいたばかりの小さな手帖を探す。
この28文字なら、毎日見ている。
四弘誓願文
恩師が鉛筆書きしてくれたものを、
ちいさな写真立てのような額に入れて、洗面台の横に飾っている。
無知な私は、最初なんと先生が書いた漢文なのかと思っていた。

この言葉を再発見できただけでも、
来た甲斐があったと思った。

そうやって、自分でピンと来たものを拾ってゆけば、
なんだかいろいろつながっている。




Posted at 00:49 | 近畿その他 | COM(2) | TB(0) |
2008.01.14

残像

『あくがれて出づる残像を筆先に集めて妖し方久斗の雨月』 禰子

感じ方のとてもあう知人が勧めてくれた「玉村方久斗展」を、
京都の国立近代美術館でみてきた。
土曜日、雨の京都。
JR京都駅のバス停はものすごい人で、日展もしているらしいのでバスはものすごい混雑。
と思ったら、ほとんどの人が清水で降りてしまった。
美術館前で降りたのはけっきょく私一人。
久しぶりの近代美術館。
2階入り口の山ばかり10点ほどの小さな絵から、もう引き込まれていた。
色使い、筆使い、毛筆のかたち、
どれも、いままでにないくらいと言っても言いすぎではないくらい、
私の好みのタイプ。

ポスターなどに使われているものよりも、
やはり雨月物語の絵巻物や、道成寺縁起などの「方久斗版古典もの」
の持つ力を強く感じた。
残念ながら忘れられた日本画家といわれるだけのことはあり、
残っていないものも多いらしい。
ネット上もあまり絵はなく、残念(国立美術館のWEBでこんなのはあった。
でも、ここに載っている分だけではこの人の作品全体のニュアンスがわからないと思う)。
もしもこの後見に行かれて、気に入った方は、
ぜひ図録を購入することをおすすめします(という私は買えばよかったと後悔)。

帰りはこれまた久々に京阪三条まで歩いた。
昔はふつーに、三条まで歩くものだと思っていた。
地下鉄が出来ていてびっくり。
いつから京都に来ていないねん、私。

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『見えぬものを切り落としたる心地して、「菊花の契」をながめておりぬ』 禰子

Posted at 23:55 | 近畿その他 | COM(2) | TB(0) |
2007.06.20

竜の山

『敦盛の首塚の奥「チョコレート階段」といふ奥津城ありて』 禰子

一ノ谷合戦のあった場所から北へ山を越え、多井畑厄神の表の大きな鳥居をくぐりまっすぐで立派な階段を昇って、その裏手に妙に折れ曲がった暗い階段を見つけた。
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階段をさらに昇って厄神塚を経て北に向かって下りると、杜の下の裏鳥居に通じる細い道を進む。
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その裏鳥居が御神体にしているように竜の山が鳥居のなかに収まっている。
道を渡ってすぐ左手には猿田彦神社。
竜の山 通称 タンク山。


先日、湿った空気の日、6年前に行った友が丘のことをふと思い出した。
神戸の事件があってから、もう10年になるらしい。

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『猿田彦神社のくらさやはらかさ 何を肥やしにした?腐葉土は』 禰子

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『マガマガと壊滅を待つ。養分といふ贄(にへ)積もり積む多井ノ畑』

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『一ノ谷の明るさ反射せる雲が立ちはだかれば あぁ友が丘』

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『耐へられぬ軽さなぞなく存在といふ救いあり いふ地獄あり』
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Posted at 01:02 | 近畿その他 | COM(3) | TB(0) |