暗越奈良街道
暗越奈良街道・二軒茶屋

シルバーウィークという名の連休があるのを、
その数日前に初めて知った(苦笑)。
わたくしのお休みは二日間だったが、そのうちの一日で
懸案の暗越奈良街道の大阪部分を
出発点の玉造二軒茶屋跡から暗峠の入口の枚岡神社まで一挙12キロ(くらい)!歩いた。

出来るだけ、昔の道を探しながら歩いていくと、
大きく変わってしまった新しい道はたくさんあるけれど、
その中にもだまし絵のように、じーっと地図を見ていたら古い道が浮かんでくることがわかった。
また、それは実際に歩いてみてよくわかった。
歩いているうちに、次どの細い道が街道だったかがなんとなくわかってきた。

それを説明したい!
でもちょっと今忙しいので、またぼちぼちUPします(^-^;

暗越奈良街道・難波神社前

【2009/09/29 00:49】 | ディープ大阪 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
短歌人 2009年10月号
くちびるできみをふふめばたちまちにふふみかへされる昼のしづけさ

小さければ小さくにほふ往き過ぎの植ゑ込みにきつと仔猫のむくろ

幼き日風呂場でゆまりせしことの開放感をしばし思ひぬ

見えぬ先が思ひのほかの快楽として踏み外す快感として

文机に鉢のつぼみを数ふれば二百五十四個の桜草

                          勺 禰子 (しゃく ねこ)
【2009/09/29 00:15】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
鵞卵亭日乗
買い求めたい本があったので、19時過ぎにささっと退社、
久しぶりに難波の本屋さんへ行く。
他にも、前から買おうと思ってなんだか買えずじまいの現代歌人文庫「岡井隆歌集」を購入。

対談集も数冊出ていたが、もともとどこかで連載していたものを、
改めて購入するのがちょっとくやしく(苦笑)今日は見送った。

そして、やっぱり気にならないと言えば嘘になる岡井隆の出奔事件。
スキャンダルと歌は本来別物なのはよーく分かっているが…
と書いてみて、本当に「よーく分かっている」のか自信がなくなってきた。
作品(作中主体)と作者はイコールではないのは当然の理なのだが、
それは頭では分かってはいても、本当のところ理解しきれているだろうか。
自分では本当にはまだ解決できていないようにも思えてきた。
「実感」としての自信がない。

ぱらぱらっと読んだ(買わなかったほうの)本で、
なぜ、九州に逃げたのか、という問いに、
どこかで死ぬことも視野にいれていたのでしょうね、というようなことをさらりと答えていた。

物語としての「岡井隆」あるいは、もっとひろげて「物語」を書く、詠む、有名無名の作者、
それは実在の人物ではないと承知しつつも、
たとえば村上春樹が「ワタナベ君」じゃないと承知しつつも、
あの物語の断片に避けようもなく「村上春樹」を感じるように、
やはり歌の中には作者がちりばめられているから…
物語の中に作者の欠片をみるときに、読者は昂揚する。
それをノンフィクションではなく私性というのかな。
うー、当たり前のことしか書いてないな、わたし。

というわけで、
なんで今頃、な感ありですが、せっかくなので印象に残った歌たちを下記します。

---

 荒海を見る十幾組のことごとく愛ありて来し 沖はとどろく

 子殺しにちかしとぞいふ一語をもななめ書きして手帖古(ふ)りたれ

 顔を脱(ぬ)ぐごとくいかりを鎮めたるその時の間も黙(もだ)しつつ越ゆ

 なぜかかる暗き境に逐はれては笑(ゑま)ふ 沖辺は寒(かん)の漁火(いさりび)

 生きがたき此の生(よ)のはてに桃植ゑて死も明(あ)かうせむそのはなざかり

                             岡井隆「鵞卵亭日乗」より
【2009/09/24 23:55】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
私のいる・いない
短詩型のなかではたびたび問われる「私性」。

昨日はとある集まりでそのことについてのパネルディスカッションがあり、
実作者としての参加ではなかったけれど、大変刺激的だった。

ある一つの短詩型の歴史的な流れとして、

  1.私がいない(第三者として詠む)
   ↓
  2.私がいる(いわゆる私性)
   ↓
  3.私がいない(私性の深化・拡散・あるいは抹殺・あるいはキャラクター化)

という構図があるとのこと。
これは短詩型全体にいえると思うし、文芸・思想(音楽も含めて)全体にもいえると思う。
今また「わたしがいない」方向に進まざるを得ない大きな流れがあるとすれば、
それは意識的にされるべきかそうでないのか、という選択肢くらいは
作者は握っておかないといけないと思った。
それを明確に感じながら詠む必要はないし、そんなことはとりあえず私には出来ないと思うけど、
作品として出来上がったものをそういう目で見る必要がある、という意味で。

自分の詠んだものを振り返ってもそれは非常にあいまいで、意識的ではない。
2と3の間くらいをふらふらしている感じがする。

ふっと思い出したのが、

 峠から眺めるときに思ひ出す 女郎のあたしを殺めたをとこ   禰子

これは、もちろん生きている私ではないし、
かといってキャラクターでもないし、
ちょっと説明ができないけど、決して「嘘」ではない(んです ^-^;)。
「私性」というものの洞の入り口を昨日はちょっと見てしまった。


【2009/09/20 11:31】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
短歌人夏季全国集会 in つくば その2
ばたばたと過ごしているうちに、9月も下旬…。
先月初めの全国歌会(8月1~2日)の記録も途中でした。

短歌人夏季集会

二日目がメインの歌会。
当日はマイク係を仰せつかって、歴代高瀬賞の美女3人に混じってあっちへこっちへバタバタ。
問題句にわが意を得たり!の発言がなく、
おもわずマイク係自ら発言するというトンデモ行動もしつつ、
朝9時から夕方までの歌会も無事終了。
今年の出詠は130首だった。

二次会はホテルのカフェで。
三次会はすぐ隣で。
ホスト役の茨城のO森さんとご挨拶していたら、涙が出てきた。
集団行動とか、基本的に苦手なのだが、あたたかいもてなしがうれしかった。
つくばエキスプレスに乗って秋葉原へ向かい、
私の夜行バスまで残ってくださった方たちと四次会?

どこでも5分で寝る得意技を生かし、帰りのバスもよく眠りました。
強制的に寝かされるほうが、いつもよりも睡眠時間が多いのかも…。


出詠歌

天神橋ですつぽり月の蒼浴びて君と前世の記憶を結ぶ   禰子


【2009/09/20 01:18】 | 歌会・その他短歌 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
本体の…
先日の日記で紹介した「有田焼き化粧室」。
その「本体」も!というご要望にお答えして(^-^;
堂々アップします(^-^)

・・・の前に
橋の有田は埋め込みだけでなく、こんなすごい壺がフツーにのっかっています。

有田・伊万里3

というわけで、やっぱり例の写真は最後にひっそり置くことにして、
有田の博物館でざっと有田焼についてお勉強したあとは、伊万里へ。
松浦党の名前を残す松浦鉄道で有田から伊万里まで25分。
有田・伊万里4
廃線じゃないですよー。

伊万里につくと、道じゅう、磁器だった。
地面のコンクリートにも少しずつ磁器が埋め込まれている。
ほんとうにどこにでも磁器があしらわれていた(細かな写真撮影失念…)
有田・伊万里5

夜にこの日を狙っていたような偶然見つけたイベントがあったので、
ちょっと慌てて町をざっと歩く。
あ、こんなもの発見。
有田・伊万里6

え?と上を見上げると
有田・伊万里7

そう、ここは伊万里牛でも有名なのでした。

あと30分で閉館の資料館へ。
有田・伊万里8

ボランティアガイドの、昔きっと「伊万里小町」と呼ばれていたような女性が丁寧に案内してくれた。
全国の商人、オランダからの商人も、宿には泊めずに商家に泊めることになっていて、
「伊万里」を買い付けにきた人たちは、二階にいろいろな荷物を持ち込んで長期滞在したとのこと。
焼き物はそのつど「こういうものが欲しい」という商人のリクエストによって作られていたので、時間がかかった。必要は発明の母で、そのおかげで色々なスタイルのものが出来、また技術も発達したのだろう。
ちなみに「伊万里」とは出荷港のこの「伊万里町」のことで、焼物としては「有田焼」のこと
(ちょっと大雑把な説明ですが)。
最後にボランティアガイドのおばさまに「このあたりで美味しいお店はどこでしょう」と聞いてみる。
すると、「伊万里牛のハンバーグを是非、ハンバーグといってもちょっと違うんですよ」と勧められる。
実は駅に降り立ったときに、観光協会に置いてあったチラシで気になっていたお店だった。
ということで、即決。そのお店へGO!
ここが「スゴイ」お店だった…
というわけで、「本体」と同じところにアップすることもできないので、この項つづく(笑)


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【2009/09/06 00:56】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(7) | page top↑
熱病
テレビもない、新聞も取っているだけでろくに読んでいない、
そんな私が何もわかっていないのだとは思いつつ、
今回の選挙騒動であらためて、
日本人の波の立て方、というのが少し分かったような気がした。

もちろん、今みたいないわゆる格差社会、というのはなくなってほしい。
先月までの政権にうんざりしているもの納得。
個人個人は割合冷静に、今回のことを考えている、ような気がする。

でも。
このバランス感覚を欠いた選挙結果はどうだろう。
どう考えてもあの「K泉氏に任せたくなっちゃった」気分と似ているんじゃないか。
個人個人話をすれば、ほとんどの日本人はきっといい人だ
(いや、どの国の人だって、きっとそうだろうけれど)。

ある一定のレベルの高揚感を超えたときの、
この国の波動がどうも怖い。
だってあのとき誰が真剣にK泉氏にむかって、
「自分が首相のときは消費税をあげないってどういうことですか?」と聞いただろうか。
胸を張ってそんなあほなことを言う人にむかって、
「それって、自分だけは悪者になりませんよ、
上るのは確実だけど僕は知らねーってことですよね?」と聞けただろうか。
インフルエンザのこの無防備感だって同じ根っこだと思う。
もちろん、もっと前の戦争のときも。
みえなくなっても、一所懸命。すぐそこにある危険目をつむることだって一所懸命にする。
一所懸命なだけに、それに他に選択肢がないように見えるだけに、
後から思えばあやうくてせつない。

これらはもちろん自戒を込めて。
選挙では冷静でしたが、
えらそうなことを言える生活をしていないことではこちらのほうが性質がわるいのかも…。
【2009/09/06 00:30】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
長月二日目
そういえば、去年の江戸篇も未完結、春の吟行合宿も未完結、夏の歌会も未完結、
なままのこのブログ・・・。
こうやって、いろんなものをひきずりながら進むのじゃよ~人生は。
え、違う? 違う違う。 こんな引きずり方は格好よくありませんね。

少しずつでも片付ける。
少しずつでも記録する。
実際、どうやってこの一年を埋めていくのか、途方に暮れつつも。
諦めたらそこでおわりだから、とにかくちょっとずつでも進む。
といふ訳で、長月二日目の日記。
書けるとこからぼちぼちと。


↓橋も磁器なら
磁器磁器0

↓もち、アイス珈琲もアイスクリームも有田焼
磁器磁器1

↓扉を留めるのだって
磁器磁器2

↓扉を押すとこだって
磁器磁器3

↓極めつけはコレ!有田焼トイレなのだー。恐れ入りました。
磁器磁器4

                     有田町 佐賀県立九州陶磁文化館にて





【2009/09/02 00:30】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
長月
・・・といっても旧暦ではまだ七月十三日らしいのですが・・・
八月もあっという間に終わってしまい、春以来相変わらずブログの更新も滞りがちだったので、
今月からはもう少し自分の時間を大切にしたいと思っています。

少し前に有田・伊万里に行ってきた。
九州といえば中学校の修学旅行以来。
西日本パスという特急も新幹線も乗れて3日乗り放題で2万円という
ごきげんな切符を見つけて嬉々としてスケジュールを立てる。
ツアコンにも負けない(ほんまかな?)、濃~い、面白~い旅だった。

八月の半ば前に一つ年をとる。
お騒がせのS井N子やF原N香と同い年・・・

というわけで、今年もあと四ヶ月!

大川内山1

有田1
【2009/09/01 00:42】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(9) | page top↑
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