短歌人 2011年9月号
ぬばたまのウェブ上に探す今はまだからつぽの部屋人待つ部屋を

雨漏りもすなる築七十八年リノベ長屋に告げるさよなら

参道の雨にたたずむ大師堂横に住まへと吾に言ひたり

快晴に青々と湧く生駒山生まれて初めて県民となる

朝潜り夜に潜りて卯年文月日常となる生駒トンネル

門前町千と千尋の神隠ししづかなしづかな遊郭がある

玄関を出でてのぼれば現世すべて任せなさいとふ聖天さんがをる

                     勺 禰子(しゃく ねこ)
【2011/08/27 20:45】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
003:細 (勺 禰子 しゃく・ねこ)
細くない縁(えにし)と思ふ山麓のゆふやけが闇に変はりゆくとき
【2011/08/17 00:24】 | 「題詠blog2011」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
002:幸 (勺 禰子 しゃく・ねこ)
さまざまな由来を思ふに足りるほど北海道に「幸町」多し
【2011/08/16 17:31】 | 「題詠blog2011」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
001:初 (勺 禰子 しゃく・ねこ)
まだ荒れてゐた吾の手を天守閣ならび見しのち初めて君は、
【2011/08/16 15:10】 | 「題詠blog2011」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
短歌人2011夏季全国集会inコスモスクエア
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短歌人の全国集会は年2回。
1月学士会館での新年歌会と、持ち回りでの夏の歌会。
今年は関西が担当となって、8月6日、7日と
南港のコスモスクエア国際交流センターで開催された。

毎年約100名が集まって、
ゲストの方の記念講演、オープニングパーティー、恒例の深夜サロン
そして続・深夜サロンで1日目が終わり、
翌朝9時から(どんだけ飲んでも)ピシッと夕方までひたすら歌会がある。

2008年最初に参加した神戸の集会では
続・深夜サロンが終わったのが午前3時半は軽くまわっていたなぁぁ
なんかみんな最近おとなしくなったよなぁ、とか思って
1時半ごろ解散。
でも、ゲストの島田修三さんは、
「短歌人と心の花に呼ばれると朝まで飲み会なので気をつけろ!
と昔は有名でした」というような話をされていたので、
午前3時半ではまだまだ中途半端だったのかも(笑)。

今年は大震災のあとで、そもそも開催できるのか、
という不安もあったかもしれないが、
オープニングパーティーで蒔田さくら子さんがお話してくださったのは、
3月13日の東京歌会もエレベーターが止まっている8階の会議室に
30名以上の人が自主的に普段通りに集まった。
普段短歌はとても個人的な営みで、
特に短歌人は徒弟制でもなんでもないので、
一致団結して、とか集団で、という意識がそれほど強くないけれど、
ここに来て、一人じゃないという思いを本当に強くした。
ということ。

そのように、夏も仙台のKさんはじめ全国の人が
震災だけでなく、普段それぞれに抱えている日常は日常として、
2日間を短歌のために集まった。

こんな時に短歌なんてやってる場合か、
という人がもしもいたら、
私は別に反論はしないけど、
その人のことをちょっとかわいそうだと思うだろう。

蒔田さんの言う「一人じゃない」は、
物理的、というよりも上の意味も込められていて、
震災だけでなくたとえば、

パンのみで生きるにあらず配給のパンのみみにて一日生きる

と詠うホームレス歌人公田氏が決してパンのみみだけで生きていたのではない
というのと同じだ。

とまあ、そんなことばっかり考えて過ごしたわけではありませんが、
大上段にかざすことも、
不必要に卑下することも、
そもそもそんなことなーんも考えずに、
ふつうに集まってわいわいやって解散していくこの2日間が
かなり愛おしいのでした。

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※写真はかなり面白いのがたくさんあるのですが、
 個人写真が多いので省略w。
 ミクシィのアルバムで限定公開してるので、
 短歌人の方で見たい人がおられたらマイミクになってください。
【2011/08/13 16:39】 | 歌会・その他短歌 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
短歌人 2011年8月号20代30代会員競詠
すっかり忘れておりました(汗)今月の短歌人誌掲載歌。
前回、ゼロからはじめよう云々言うたくせに、流用しとるやん(苦笑)。
・・・というより、まあ、ここで使ってしまってゼロからという意味もあります。

泣いても笑っても来年からこのコーナーへはもう投稿できません。
アラフォーならぬジャスフォー2日目の禰子でした。


「駅ナカ時代」   勺 禰子

タワーマンションの窓から反射して偽の朝日は路地によろぼふ

ものがたり読み終へ急に欲しくなる焦燥 読み進めてゐたときの

髭剃らぬままやつてきてイソジンで嗽してからベッドに入り来

十九日ぶりのふたりを受け容れて部屋もわたしもまるくなる

山の端に日が落ちるとき駅ナカもその人々も夕暮れてをり

宵のうち二時間そばにゐるだけの今を「駅ナカ時代」と呼ぼう

いま愛に移行してゐるわたしたち 昨夜放たれし電車のゆくへ

山上に夜明けの昏さを担はせてまばゆいばかりに雲はたなびく


◆小文(わたしの好きな映画:歌とは関係なく恒例の課題小文です)

おそらく「観た」と言える最初の映画は
父が大切にしていたベータビデオの「カサブランカ」。
完全なる感情移入ができない唯一の理由は
どうしてもハンフリー・ボガートが男前と思えなかったこと。
小学校低学年であった。
【2011/08/13 15:43】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
題詠ブログ2011 参加します
4度目の参加です。よろしくお願いします。3回目の完走目指してがんばります。

題詠ブログ
【2011/08/13 00:12】 | 「題詠blog2011」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
立秋近し
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朝起きると、
秋なのか、春なのか、夏なのか、
一瞬わからない
くらいに、涼しい。

寝るときは秋の虫が鳴いているが
朝7時前から蝉が鳴いている。

駅までの坂道の
建物の間から差し込む日差しは
日傘をささないではいられないほどだ。

陰暦ではあと5日で立秋。

うーむ。

というわけで行ってまいります。
【2011/08/03 07:42】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
葉月のはじめ カウントダウン
しばらくブログから遠ざかっているうちに、
2011年も葉月8月。
早いものであと10日もすると
40年ものの、なれ寿司ならぬ、なれ人間だ。
その割には管理がいたらなくて、
うまい具合に漬かってない。

日常のこまかなことや、
そうでもなくて結構しっかり見つめるべきことや、
いつもそばにいてくれる大切な人のことや、
遠くにいてもずっと思ったり考えたりしている大切な人のことや、
時々思い出す、少しの時間を過ごしたたくさんの人たちのことや、
あったことのない、今生きている人や、
あったことがあるかもしれない、もう生きていない人たちのこと。

そして、自分ばっかり大事なような私が、
結局大事にできていない自分のことを、

もすこし、いろんなこと大切に感じながら、
普段の出来事をちょこちょこ書いていけたらと

思ったりする夏の夜でした。

◆今日のうれしかったこと

春に買った『ホームレス歌人のいた冬』(三山 喬)、
今日現在、紀伊國屋書店本町店で平積み。
奥付を見るとなんと版を重ねて第10刷とあるではないか。

誰を、とか、何に、とかいうのではないけど、
ホームレス歌人を
追いかけて自分も再起をかけた作者を
毎日会釈して月に2回は買うビッグイシューのおっちゃんを
そして自分のことかも、を…
思ってなんとなく第10刷はうれしくなってしまった。

反対に、河野裕子さん関連の本が4~5種類、
歌のコーナーではなく、
啓蒙書っぽいコーナーに平積みにされていて、
なんだかいたたまれなく苦しくなって、
ぱらぱらと開いてみたけど、胸が苦しくなって
逃げてきてしまった。

この場合の胸の苦しさは、
かなり、一様じゃない。


【2011/08/01 23:54】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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