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短歌人 2012年4月号
言うちゃるわ、早よ寝り、食べり、行っちょいで。糸子の母は祖母の面影

だんぢりの翌朝男子らカウントダウン開始「祭りまで三六四日」

ラメ入りの腹巻の吾股引にハッピを纏ふ遙か、かの秋

久々に鰯半値で買うてきて指で腸とり落し蓋する

紺屋には白袴あり洋装店には和服の縫ひ子あまたひしめく

女工たちは流行りの服の買ひ手でもありしか「いとへん」さかゆる町で

周防さんの遠いまなざし 三味線の音色が触れるたびに哀しい

「外れても踏みとどまっても人の道」三浦平蔵組合長宣る

                       勺 禰子(しゃく・ねこ)

アップが遅くなりました。。
気がついたらひっそりと身を固めていた桜も満開。

「カーネーション」が終わってしまってから
―正確に言うと3月に入って主役が交代してしまってから―
なんとなく帰宅後の楽しみが一つなくなってしまいました。

とはいうものの、主人公が長寿だったので(92歳)
交代もやむを得ず、とは思いました。

「もうちょっと大阪弁練習してからにしいや!」

これに尽きます。
(岸和田弁レベルに達する前の大阪弁レベルも危うかったのが残念)


街場を、大阪を熱く(暑く?)語らせたら止まらない
名編集者の江 弘毅(こう・ひろき)氏が先日産経新聞
「新 街場の大阪論(4/9)」で書かれていたとおり

「多様なニュアンスを持つ岸和田言葉が、
 このドラマに多大なリアリティーを与えたことは
 間違いのない事実だった。」

地元の人も違和感なく、安心して聞けるイントネーションの持続は
脚本やこのドラマに対する愛があったからこそできたと思う。

江氏によると、
方言指導をされた林英世さんは
シナリオになるすべてのセリフを一度自分でしゃべって録音したとのこと。
都度、岸和田弁を出演者に聞かせたのだという。
他のドラマもそうなのかもしれないけど、
今まで少なからず違和感を感じた大阪弁メインのドラマにはない、
気迫のようなものさえ伝わってきた(と思う。ネイティブとして)。

「主演の尾野真千子さんだけは「さすがに多すぎるので
 横に付きっきりで方言指導を行った」と笑う。
 NHK大阪放送局のすさまじいこだわりようと林さんの尽力がわかる」

なので、最後の最後になって、
残念でならないーと思う。もうちょっと時間がなかったのかと。
夏木さんにも気の毒だなぁと。

江氏は最後に再度強調している。
「大阪の街にいると、河内弁や泉州弁、京都弁や神戸弁が聞こえてくる
 (もちろん標準語も)。[略]そういう関西言語の多様性こそ
 「カーネーション」の街物語としてのリアリティを下支えしているのだ」

関西言語にとどまらず、言語の多様性という現実に
きっちりと向き合った作品のリアリティが、
岸和田弁を直接に知らない人たちにも伝わる力を持ち得たということだろう。

とまれ、カーネーションはいろんなことを私にも思い出させてくれた。
ありがとうと言いたい。

※1首目は話し言葉のつもりで撥音は小さくしたのですが、
 カギ括弧なしだったので誌面では旧かな遣いになってました。
 掲載は7首までなので2首目は非掲載。

◇カーネーション名場面集その1◇
この先なくしてばっかりじゃ
おまえがいうちゃあった宝かて
ほんなもん
うちはなくさへん
へたれは泣いとれ
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【2012/04/14 15:20】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
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