短歌人 2013年4月号
喪章だと思ふほかなき紫のリボンに装ふ銀杏並木は

雪の御堂筋をみおろす北御堂必要悪として瓦の威圧

心込め異国の人に説明をする駅員の身振りは増して

地下鉄を降りて地上へ向かふとき傘をななめに振る人はあほ

十七番出口上るとビッグイシュー持つホリさんが見つけてくれる

月二回話す以外は目くばせのみホリさんの神経痛が気になる

七時から十九時までをホリさんは昼ごはん抜きで立ち尽くしをり

                    勺 禰子(しゃく・ねこ)

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【2013/03/28 00:27】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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