「ないがしろ」71ga46 昭和46年生まれアンソロジー
ないがしろ

沼尻つた子さんの呼びかけで、
1971年/昭和46年生まれのイノシシ女12人(こわ!)による
自由詠5首+今の自分にひびく歌(プチエッセイ付)の
アンソロジーができました。

その名も「ないがしろ」(笑)。
団塊ジュニアとして数だけは誇れる私たち猪組ですが
中学生が校内暴力で暴れまくっていた頃は小学生、
(阪神タイガースが25年ぶりに優勝したときは中学生w)、
女子大生がもてはやされていた頃は高校生、
やっとこさ女子大生になったと思った瞬間バブル崩壊…。
就職氷河期を牽引しつつ紆余曲折、
気が付けば
「アラフォーって一括りにせんといて!
バブル知ってる人とはそもそも人種がちがうねん!」
と言いたい、中途半端にないがしろにされてきた世代。

というわけで?
居住地も短歌の所属も来歴も、
そして何より歌柄もぜんぜん違う、
いのしし女という共通項で集まった12人の
とっても面白いアンソロジー「ないがしろ」。

7月19日の大阪短歌チョップで配布後、
7月26日までネットプリント出来たのですが
私がわちゃわちゃしている間に告知が遅れましたm(_ _)m

もともとフリーペーパーですので、
お読みいただける方がいらっしゃいましたら、
ブログのメールフォームからご連絡ください。
出力紙orデータをお送りさせていただきます。


以下拙歌から抜粋(既出歌ばっかですが^-^;)
「みちかけ」
  今生に残せるものの少なくてそのときどきの歩幅あしおと
  すひかけのつつじがいきをふきかへしすひかへすやうなくちづけをする
                               勺 禰子

「今の私にひびく歌」
  竹の道けふ風の道さやさやと在るを素直に嘉(よみ)せよと過ぐ
                               蒔田さくら子

  長生きしてみたい、長生きして歌を詠んでみたいと思ったのは36歳の冬、
  蒔田さくら子という最高に女前の歌人との出会いがきっかけだった。
  ただ「嘉せよ」ではなく嘉せよと「過ぐ」。ここで視界が無限にひろがる。(勺記)
【2014/07/30 17:58】 | 歌会・その他短歌 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
短歌人 2014年8月号 「大峯奥駈道」
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吉野杉華やかなりし夢のあと五条新宮結ぶ無謀を

幻の五新線をゆくバスもまた日に数本の幻めきて

二年半前の川底しらすなに埋もれながら目をあけてゐる

十津川は今し秘境を脱しつつ十四の穴を山に開けたり

五月晴れの大峯奥駈道をゆく山在峠から玉置辻まで

七十五靡「なびき」の由来など思ふ間もなくただ岩を這ふ

分け隔てなしに電波は降り注ぎ奥駈に鳴る着信音は

                             勺 禰子(しゃく・ねこ)

3首目は2011年秋の豪雨災害を忘れないために。
5月にひょんなことから大峯奥駈道の一部を歩いてきました。
これがまた、吉野の方ではなく、十津川から新宮へ向かうマイナー道。
久々の山道な上に、大峯奥駈なんて大丈夫かなという私に
道案内をしてくださった十津川のMさんは
「たいして険しい道もないから大丈夫大丈夫^-^
ヒルにだけ気をつければ大丈夫」とおっしゃるが。

はたして。
当日のコースにあたる地図をよくよく見ると
「険しい道つづく、上級者向け」の文字が…。
それでも、歩くしかない。一歩一歩すすむ。
一足一足とにかく前へ出す。這い上る、這いおりる。
そうして、山の向こうのその向こうに辿り着いていた。
途中、植林されていない尾根道がこの世のものとも思えず美しい。
歩くってこんなに苦しくてこんなに楽しい。
到着したとき、ややお疲れのMさんとだんなさんを差し置いて
「まだまだ歩けますよ~」と奥駈ハイになっていた私(笑)。
秋にあと2回歩きに行く予定です。

※最高に険しいところは写真を撮ろうという気さえ起らず。
 今にして思えば撮っておけばよかったです!

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【2014/07/30 00:23】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
短歌人 2014年7月号 「出雲国―いづものくに―」
執拗に揺さぶりながら存在を問ひくる伯備線特急やくも

高梁川に沿ひ揺れながら北上すをろちのからだを持て余しつつ

有人の改札口で乗車券渡せば甲冑武士が出迎へぬ

「遠路はるばるご苦労でござつた」といたはられ殿おはす松江城へむかひぬ

無秩序と思へるほどに鎹(かすがひ)でつなぎとめられ天守を立たす

形而上的かろやかさに蛙鳴くを録音と思ふ八雲旧居

言の葉のいちばん強い届きやう子が片仮名で書く「パパサマヱ。」

                             勺 禰子(しゃく・ねこ)

仕事と、子(ね)の会の合宿と、また仕事と、
3月からの2か月間で3度、計6日も松江、出雲、平田に通うことに。
今や大阪、奈良につづく第3の故郷めきて
出雲の景色があります(なんちて)。
そして、松江城LOVE♡ いやぁ、城に目覚めた瞬間でした(笑)。

7首目は小泉八雲記念館で見た、息子さん(長男一雄さんだったかな)の手紙。

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【2014/07/01 00:26】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
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