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短歌人 2015年5月号  おことば
伏字に近き扱ひを受け無きものにされゆく天皇の「おことば」の主旨

絆とふ概念ばかり映しつつ事故への言葉を省くNHK(ニュース)は

「おことば」の「寄り添ふ」だけを盗むとき舌足らずのをとこ上滑りゆく

揉み手して原発売りにゆくをとこあんたの頭はお花畑か

言語不明瞭意味不明瞭にして綿飴のやうに嵩増す「前夜」の空気

開戦時の首相が等しく吐くといふ「我々は平和を望んでゐたのだ」

「江戸しぐさ」ねつ造されて真実も事実も藪の中にさへない

いつか未来の「おことば」全て黒黒と塗り潰される日を思ひをり

                         勺 禰子(しゃく・ねこ)

平成27年 天皇陛下のご感想(新年に当たり)
 昨年は大雪や大雨,さらに御嶽山の噴火による災害で多くの人命が失われ,家族や住む家をなくした人々の気持ちを察しています。
 また,東日本大震災からは4度目の冬になり,放射能汚染により,かつて住んだ土地に戻れずにいる人々や仮設住宅で厳しい冬を過ごす人々もいまだ多いことも案じられます。昨今の状況を思う時,それぞれの地域で人々が防災に関心を寄せ,地域を守っていくことが,いかに重要かということを感じています。
 本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々,広島,長崎の原爆,東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています。
 この1年が,我が国の人々,そして世界の人々にとり,幸せな年となることを心より祈ります。
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【2015/04/29 02:08】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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