短歌人 12月号
一時間前に稲穂の上吹いた風追いかけて近江を越ゆる

いくつもの川越ゆるときこの夏の坂を知る日の前のへだたり

それぞれにここちよい形がありて海月(くらげ)は海月のなやみがあるさ

その一生に三万本の歯を使う命の束としてのホホジロ

Dead Sleep 夜毎に死ぬる祝福を今生に知らぬフンボルトペンギン

バンドウイルカが尾ひれゆうらり揺らすたび玉の緒ひとつずつ生まれゆく

勺 禰子 (しゃく ねこ)
【2007/12/10 01:08】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(10) | page top↑
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コメント
最後の歌が好きです。
綺麗、綺麗。
きらきらと光って消える。水色。
そんな様子が浮かんで消えます。
【2007/12/11 00:25】 URL | ゆずみかん #-[ 編集] | page top↑
>ゆずみかん

ありがとう。
大きな水槽で、悠々とひとり私に背を向けて泳いでゆきました。
ちょっと忘れられない光景です。
【2007/12/11 06:40】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
3万本!
凶暴でやりたい放題やってるイメージだけど
彼は彼なりに苦労があるんだね。
【2007/12/12 23:48】 URL | ぽにぃ #-[ 編集] | page top↑
>ぽにぃ

そやね。
そら、3万本も入れ替わり立ち替わり生えとったら、
歯に神経集中するよなぁ。
で、結果歯を酷使する人生を歩む・・・
ちがうちがう!
鶏が先か卵が先かみたいな・・・
それもちがうか。
でも、3万本歯を使うということは、
それだけすり減らすくらい、食べてるってことで。
何をって、そりゃ肉食ですから。

ぽにぃとはつい、堂々巡りな話をしてしまいたくなるようで(^-^;
【2007/12/13 00:48】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
で、明け方『やっぱりお釈迦様の掌』になるんよね(~o~)
【2007/12/13 21:37】 URL | ぽにぃ #-[ 編集] | page top↑
疾走する列車からぼんやりと景色を眺めている。
何度も見ている光景なのに、なぜか今日は違って見える。
理由はわかっている。
突然始まりを告げた今年の夏。
その余韻はまだ醒めやらない。
【2007/12/14 21:10】 URL | 松尾隆太郎 #-[ 編集] | page top↑
>松尾さま

ほんとうに「突然」というのはあります。
脈絡はあるはずですが、「突然」には変わりなく。
それをどう捉え(られ)るかが、力量というものなのでしょうか。
【2007/12/14 22:04】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
地下深く、細く長く伏流していた水脈が、あるときにふっと地上に現れる「突然」は、「偶然」に見えて、何か「必然」の匂いもします。
【2007/12/17 00:26】 URL | 松尾隆太郎 #-[ 編集] | page top↑
どれにも「然」の字がありますね。
「しかり」:そのとおり、そうである。
突然も偶然もどこで顕われるかの時間軸の話だけで、必ず然りにたどりつくということでしょうか。
あるべきところに?

(「然」のもともとの字義は宗教儀式で犠牲を燃やすということらしいですけど。)
【2007/12/17 22:24】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
「然」は、犬の肉(月)を火で焼くところのよし。そう言えばよくできている字です。
「祭」は肉を手で供えるとのこと。これもよくできているが、やはり大陸的ですね。
【2007/12/19 00:41】 URL | 松尾隆太郎 #-[ 編集] | page top↑
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