短歌人 9月号
遠ざかりゆく子と夫を遠景として眼を瞑る二色ノ浜ゆ

今生の別れのような爆音が橋の向かうの離陸を告げる

さやさやと木漏れ日つくる葉桜を上からみてゐるベランダの飢え

死んでゐるやうに見えても千切るとき白い泪を流す菩提樹

ぬばたまの闇もうなくてうっすらと見透かされてる真夜のベランダ

まだ嗅がぬ遠野の森を踏み分けてゐる月曜日 道行きじみて

勺 禰子 (しゃく ねこ)
【2007/09/01 00:00】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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