新しい年をむかえるために・・・
20061229154503.jpg

『新しき年の始の初春の今日降る雪のいや重け吉事』 万葉集

こんなふうに新しい年を迎えるためには、
精神的にも、身体的にも、今年をきちんと消化してけじめをつけてないと・・・
というわけで、久々の大掃除です。
とにかく、我家は、空間的にいままで積もりに積もったいろんなものを
祓わなければ、年を越せそうにもありません・・・

といいながら、まず向かったのがパソコンの前・・・
ほんとにかたづくのでしょうか。
年の瀬なんて関係なくなったようで、やっぱりあわただしいこの数日。
昔立ち寄った野迫川村の廃村は、今どうなっているんだろうか。
ときどきは管理をしにきている形跡のある家もあったけど、
普段の生活を放棄されてしまった家々。
夜中、ふと眼が覚めると、あの集落がいま包まれている闇は、
どんなのだろうか、と思うことがよくある。
そんな場所にもお正月はおとづれるのだろうか。
「おとづれ」とは、「音連れ」なのだから、
もはや誰も戻ってこないその集落には、
何もおとづれないのだろうか。
それとも、山のオコリのようなかすかな振動や、鹿や、
少しずつ朽ちてゆく木材の音などがおとづれて、正月を祝うのだろうか。

・・・ついつい頭が遠くにいってしまうようで^^;
現実逃避せずに、掃除に邁進いたします。

『誰一人包むことなくひっそりと山に抱かれ眠る廃村』 禰子

20061229154514.jpg

20061229154509.jpg

【2006/12/29 15:49】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(10) | page top↑
<<この山道を | ホーム | 天辻峠>>
コメント
ブログ開設おめでとう
こんにちは♪やってきました~
「おめでとう」はチョット遅いですね;ごめんね。
入れてくれたコメントについつい笑ってしまいました。
らしいね~
どんなブログになってるんだろうと興味津々でやってきましたが、意外といえば意外…「らしい」といえば「らしい」って感じで、懐かしさを覚えました。
また遊びに来ますね。ウチのブログとリンクしてもいいかしら?FC2繋がりでは着物の方になっちゃうんだけど、内容的には日記の方がいいかなと思って迷ってますが、両方しちゃおっかな。
ちなみに日記の方はhttp://d.hatena.ne.jp/takanee/
着物の方がhttp://shooto.blog3.fc2.com/
です。
ではでは、年末は忙しくて忙しなくて、結局何もできなくて(笑)大変だけど、お互いいい年を迎えられるよう励みましょ☆
【2006/12/31 17:53】 URL | たかねえ #-[ 編集] | page top↑
こんばんは。紅白もK-1もおもしろくなーい!
八尾駅前ではにぎやかに河内音頭が行われています。
年始の挨拶でまた詩吟を一吟させていただきます。

「寒梅」 新島襄
庭上の一寒梅 笑って風雪を侵して開く
争わず又力めず 自ずから百花の魁を占む

〔通釈〕わが庭先の一寒梅は、従容として風や雪にも
めげずに花を咲かせた。争うこともなく、また特に
努力するでもなく、それでいて自然にあらゆる花の
さきがけとなったのである。まことに謙虚な姿勢であり、
人もこうありたいものである。
【2006/12/31 22:41】 URL | 加速装置(もりたです!) #-[ 編集] | page top↑
みなさまあけましておめでとうございます。

たかねぇ:
コメントありがと(^v^)私もリンクさせてもらいました。
着物ステキね。毎日着ているの?う゜~、急に「とりよし」の「肝刺し」を食したくなってきました。記憶というのは胃に蓄積されるのか・・・(わたしだけ?)
またお立ち寄りくださいね!

もりちゃん:
『笑って風雪を侵して開く』とは、逆転の発想;魚が飛んで跳ねたのは、実は「空に潜った」のだ、みたいな、ハッとさせられた一瞬でした。明恵上人の「あるべきやうわ」という私の大好きな言葉に通ずる歌であるような気がします。
【2007/01/01 02:14】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
迫るものがある歌です。
人々が、山をきりひらいて、里ができる。
木を切る男達の声、うわさ話をする女達の声、川ではしゃぐ子供達の声などを、周囲の山々はじっと聞き続けてきた。
そのうち人がだんだんと減りはじめ、
誰もいなくなった廃村を、
また山がゆっくりと包んでいく。
まるで傷口を閉じてでも行くように。
そのうち跡形もなくきれいに包みきったとき、
里はまた山にもどる。
【2007/06/10 20:53】 URL | 矢田野三郎 #-[ 編集] | page top↑
>矢田野さま

そうなんですね、「まるで傷口を閉じてでも行くように」・・・。そうやって、傷は今まで包み切られてきた。
20世紀までは。

紀伊山地のほとんどは杉に覆われてしまい、鬱蒼とした杉林が傷口の上に覆いかぶさっているさまは、「風の谷のナウシカ」の「腐界」を思い出させます。
でも、杉山さえも包みきってしまうものが、いつの日かすべてを元に戻してくれるのでしょうか。
【2007/06/10 23:18】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
広大な吉野での人々の営みを記した林宏さんの『吉野の民俗誌』を知っていますか。果無山脈に思いを寄せる前書きもいいです。

それから、山村の開拓期の荒々しさを伝える正月行事「北今西のオコナイ」というのがあります。また行きたくなりました。
【2007/06/14 12:02】 URL | 矢田野三郎 #-[ 編集] | page top↑
矢田野さま
林宏さんは『十津川民俗採訪録』を数冊もっています(まだ読めていません(^o^;)。
吉野の本、まえがきをぜひ読んでみたいです。さがしてみます。
【2007/06/14 21:28】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
十津川民俗採訪録を持っているんですね。
実は私が、あの本を出版するように勧め、村の教育長を京都の著者のご自宅に案内したのです。その経緯については、まったく触れてはいませんが。
【2007/06/14 23:03】 URL | 矢田野三郎 #-[ 編集] | page top↑
矢田野さま

!!!!!
そうなんですかっ!!!
ちょっとびっくりしすぎて言葉を失ってしまいました^^;
ちょうど去年の6月の今ごろ、十津川をおとづれたときに
民俗資料館で買い求めました。あのときは上湯川の民宿に泊まって、龍神との境界までずっと集落集落を見て回りました。

・・・しかしおどろきと感謝です。
あの、手書きのままの貴重な資料を見られるようにしてくれた方が、目の前(のPCの奥)にいるなんて・・・
【2007/06/15 07:00】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
林先生の調査ノートはまだまだ未刊のものが、たくさんあります。珍しく刊行できた貴重な本を求めていただき、こちらこそ嬉しくなりました。
【2007/06/16 00:03】 URL | 矢田野三郎 #-[ 編集] | page top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://chipoo.blog84.fc2.com/tb.php/13-b4d980a5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |