『山姥(やまうば)のからだ隠せし桜花こころはなんどでもよみがへる』 禰子 再掲

昨春、そう詠んでしまったものの、
こころが何度でも黄泉がえるのか
からだが何度でも黄泉がえるのか
よくよく考えたならば、よくわからない。

気がつけば櫻は満開だ。
通勤途上のお寺の塀から
櫻があふれている。
ほんの少しだけ入ってみた。
すんと黒い幹が、
語るともなく語りかける。
幹は春夏秋冬そこに居て、
花びらに合うように、葉に合うように、
ほんの少しずつ色を変じながら、
少しずつ幹を太らせてゆく。
ソメイヨシノの淡い色に、
一段と漆黒の度合いを濃くし、
またよみがえる季節に、
息を吹き返すのは幹なのか、花びらなのか。

幹が吹き返した息の、
その吐息が花びらなら、
散るよりも前に、
花びらはすでに亡骸。

そんなことを少し考えた。

【2008/04/05 01:11】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
桜の 幹って黒いよねー。それが 好きなんだー。

曇り空の日は モノクロの世界。 
毎年 それが楽しみ。
【2008/04/05 21:32】 URL | ベルメ #-[ 編集] | page top↑
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