二度目の奈良歌会
『絶え間なく溶けゆく雪は状態に執着することなく転生す』 勺禰子

短歌人初参加は去年の四月、一年に一度だけの奈良での歌会だった。
『夕焼けの燃えて入(い)る先茅渟(ちぬ)の海 荒魂雛(あらたまひいな)の舟諸共に』 
加太の淡島神社の雛流しを見た帰りの車窓からずっと眺めていた落日に、不意に手を掴まれひきずりこまれそうになった、気がした。
でも、歌にしなければその記憶も少しずつ淡くなっていたかもしれない。
歌にするようになってから、なにか拭いきれないものが定着してゆく。

ことだまの不思議をおもう。

一年ぶりの奈良を、懐かしいような、ずっと前から今日の日をしっていたような気持ちで歩いてきた。

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【2008/04/07 19:57】 | 歌会・その他短歌 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
春日奥山に降った雨が地下水となり、奈良町に流れ落ちて、佐保川に集まる。そのうち蒸発して、三笠山や春日山の上空の雲となり、雨となり雪となる。

朝から夕方、そして漆黒の夜まで、この付近の一日の刻々の激しい変貌は、生気に満ちて、ダイナミックで驚くばかりです。

その生気に満ちた山々の麓での短歌会から出発し、そしてまた戻ってきたのでしょうか。

【2008/04/07 22:41】 URL | 近江俊助 #-[ 編集] | page top↑
そうですね。
戻ってきました。
ひとつ、忘れ物をしていたので。
でも、みつかりました。
【2008/04/09 08:28】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
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