しづかにゆかむ
『こむよにもまたこむよにもあやまたぬみちえらびしてしづかにゆかむ』 
                                 茅野(増田)雅子

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たまたま手に取った本を開いて出てきた歌。
茅野雅子は大阪出身の歌人。
与謝野晶子、山川登美子とともに明星派三才媛と言われた。
・・・といって、実はそんなに知っているわけではない。
大学卒業と同時に勘当覚悟で茅野蕭々と結婚、
夫の死から4日後に66歳で後を追うように亡くなった辞世が上の歌なのだそうだ。

あやまってばかりの私に、
雅子のしづかにゆかむとする気持ちが静かに静かに沁みてくる。
歌はやはり、共有できるものがあるから共感できるのではなく、
不可視のもの(物理的にもそうでなくても)に対してこそ
語りかける力をもつのではないか と思う。
【2008/05/03 14:47】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
いいうたです。

何度生まれ変わっても
またこのように生きたいと
自分の生き方を全肯定できるその背後の
決意と覚悟をもって歩んできた
日々の営みを思うと
襟を正さねばと思わされます。



【2008/05/07 15:00】 URL | 矢田野三郎 #-[ 編集] | page top↑
決して平坦ではなかったであろう年月を
静かに受け入れたときに、
またこのように生きたいと思うのでしょうね。
その強さは日々の営みのなかから湧いてくるのでしょうね。
その大切さを思うとき、
胸が苦しくなる。


【2008/05/07 23:50】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
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