東下り 2
首塚のあとは、六本木の国立新美術館にて「アヴァンギャルド・チャイナ」を鑑賞。
現代中国のひずみを垣間見る。
私にとっての中国との出会いは、やはりなんと言っても「天安門事件」。
装甲車でバリバリと人を潰してゆく映像を見て、歴史って動いているんだ、
という当たり前のことに今まで気がつかなかった自分を発見。
それはかなり革命的出来事だった(いや、世界も革命だったが)。
それまでなんだかんだ言いながら、安住する場所のある世界に住んでいた私は、
文字通りガラガラと音を立てて崩れてゆく価値観を体験した。
高校3年生)。
shinbijyutukan.jpg

国立新美術館というのは去年できたようだけど、
どうやら開閉しなさそうな一面のガラスをみて、
10年後、20年後、もっと先、どんな風に朽ちてゆくのだろう、
と思わず想像してしまう。ちなみに建築費385億円!。
この風貌と建築費を知り、まっさきに思い出したのが京都は亀岡の建造物。
道の駅と学習センターを兼ねているこの建物の建築費が確か200億円!!
(私の記憶が正しければ、竣工のプレートにそう書いてあった)
きっと(そのころまだ現役だった)ご当地の大物政治家N・H氏の力技やろなと、
憶測したものだった(憶測の域を出ません。私の妄想的必然の帰結ということで^-^;)。

大雨洪水警報の次の日の東京は、降ったり晴れたり慌ただしい。
それでも屋外を移動中はなかなかいい塩梅に降らない。
上野の演芸場に行くと、なんと「満席」。
なにかブームにでもなっているのだろうか(泣)。
がっかりばかりもしていられないので、せっかくだからと湯島天神に行ってみた。
門が見えてきたところで雨が降り出した。急いで階段を上ると大雨。
30分くらいびっくりするほど雨が降って、流れてくる水をじっと見ていた。
yushima_rain.jpg

ガラスを伝う雨もきれいだけれど、
どうしても木造建築にほっとしてしまう。
朽ちてゆくときも、木の建物は水を受け入れて朽ちてゆくが、
ガラスやコンクリートはそれを拒むだけで親和しないからだろうか。

雨上がりのすっきりした空気の中を、
坂を下って上野まで戻った。
yushima_beko.jpg

夜は早い目に江戸の蕎麦とぬる燗を堪能。
日本酒がこんなに美味しいとは。
江戸、すごいやん!と素直に感動した。
お店は・・・マル秘デス(笑)

【2008/09/16 00:27】 | 番外編(江戸・琉球) | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
江戸情緒~
neko~
連絡くだはったら、なんかしたのにぃ~。
盛りだくさんの江戸でよかったね。

水はね、ぜんぶ入ると、木は残る。朽ちなくなる。
縄文時代の木簡が湿地だとそのまま出てきます。
親和する神話でんねん!

ちてつ
【2008/09/16 20:38】 URL | chitetsu #hurAyYjo[ 編集] | page top↑
>ちてっちゃん!

丁度、埼玉歌会だっておっしゃってましたよねー(^-^)
いやぁ、もりだくさんでした。
まだまだ出てくるのでお楽しみを!

>水はね、ぜんぶ入ると、木は残る。朽ちなくなる。
そうですよね~。チュート半端じゃなきゃ、残る。
迷いなく沈む ことが肝心ですかね!

>親和する神話でんねん!
ほんま ほんま!
大阪弁、うまいやん。

【2008/09/16 21:01】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
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