涼しき鈴の
小学校の校歌を今でも覚えている。

春は桜の花吹雪
秋は紅葉の唐錦
清き学び舎八田荘(はったしょう)
共に学ばん この丘に

堺の南 鈴の森(杜?)
涼しき鈴の音(ね)のほとり
…以下同 (笑)

今にして思えば典型的な七五調!
私の韻律はこのあたりから操作されていたか。
この思いっきりスタンダードな歌詞が、
なぜかいまだに心に沁みてくる。

(以下、正確な情報じゃなくて、ジモティー情報なので、適当に聞き流して?ください^-^;)
鈴の杜というのは、蜂田神社のことで、
小学校のまん前にある。
行基の母の実家の蜂田連に関連のある神社で、
蜂田神社といっても、村ではたぶん通じない。
村の人は普通「お鈴の宮」という。
町内には華林寺(けいりんじ)という行基の母の菩提寺がある
(これは夏休みのラジオ体操の場所)。
だから、小さいころは行基は世の中で一番偉い人だ、
くらいに教えられた。
(ほんまかどうかはしりません)

この鈴の杜・蜂田神社には、「鈴占」というのがあって、
神社内の良質の粘土を使って毎年節分の夜から立春にかけて、
鈴占神事がある。
夜、この鈴をもらいにいったような記憶があるが、定かではない。
私が小学生のころ、坂の下の「ねり山」を開拓して、
公団の団地が造成された。
が、途中で「ねり山」に渡来人の古墳がたくさんみつかって、
しばらく、工事ができなかったように思う。
東に数キロ行ったところには、「土師町」(はぜちょう)という町があって、
これはもちろん土師氏と関係があるだろうし、
須恵器はもうちょっと南の今の泉北ニュータウンのあたりで作られた。

ちなみに蜂田神社本殿は、私が小学生のころ、不審火で全焼した。
当時荒れていた中学校の生徒が神社の裏でタバコを吸っていたのが原因だと、
まことしやかに噂されていたが、真相は不明。
真っ黒な柱だけになった神社の、すすけた匂いを今でも覚えている。

そして、私が生まれ育ったところは、
蜂田神社のすぐ近くだったが、
おじいちゃんの畑の横には、掘ればレンガが出てくる子どもには宝物のような場所があった。
おじいちゃんはそこを「レンガ場(ば)」と呼んでいて、
昔は、レンガ工場があったんや、とか言っていた。
確かに畑にはつるべ井戸があって、
数メートル下まで続く丸い穴は、レンガで囲まれていた。
つるべ井戸は、高校生になっても、怖いものの一つだった。


渡来人・土師氏・鈴・レンガ場・ネリ山・・・
小高くなった場所から、石津川を眺めるのにちょうどよい場所で、
百舌鳥古墳群からも近い。
良質の粘土が採れるとくれば、開拓するにはもってこいの場所だったのかもしれない。

鈴は、魂のかたちをして、
涼しき音を鳴らす。

本居宣長も、鈴を近くに置いて、眠くなると鈴を鳴らしたので、
その勉強部屋を「鈴の屋」と言ったらしいし。

鈴は、魂のかたちをして、
主体とベクトルがどういう関係であれ、ここに居ますよ、という合図のための道具。
かたち、というのも、 「型・形(かた)」+「霊(ち)」というし・・・
(先生のウケウリ・・・なのかどうかもアヤシイ記憶)。

その形、音のヨシアシで、何事かを占う、というのは、
占いのかなり根源的な方法じゃないんだろうか。
器があり、音がある、という点では、
短歌(もちろん古代の)も、かなりコトダマ占い的なものがあったのでは、
と、、、

このあたりから、「のる」「たま」の妄想話のはじまりはじまり・・・






【2008/11/17 01:50】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
<<くりかえすもの | ホーム | ケジメのつけかた>>
コメント
追憶のふるさとの小さくどこかで鈴が鳴るような話、なんだかこちらまで懐かしくなりました。鈴占。どう占うのでしょうね。

私の住んでいた所に日本三大稲荷の一つという神社があり、そこは「辻占」で有名だったとか。辻を通る人の様子をそっと見ていて、神社に告げると教えてくれるとのこと。「恋の辻占」だったとか。

【2008/11/17 21:31】 URL | 矢田野三郎 #-[ 編集] | page top↑
>矢田野さま

「辻」というのは国字ですよね。
「辻さん」というのは、中国では読み方がないのだとか。
字の通り、みちが十字(もしくはそれ以上)に交わるところ。
辻、もまた鈴のように空間としての器であり、
そこに入ってくる人たちの交じり具合が織り成すものが、
占いの対象になったのでしょうね。

鈴占、どうやってするんでしょうね(^-^;
もらうのは干支の鈴だったように思うのですが、
別にそこで占ってもらうわけではなく、
あくまで豊作とか、全体の占いをどっかで夜中にひっそりしていたんだと思います。
ぜんぜんわかってなくてごめんなさいです。
【2008/11/17 22:07】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://chipoo.blog84.fc2.com/tb.php/299-fc597c37
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |