雨の東寺・大日如来のことなど
夕方、待ち合わせのために京都に行くので、
通り道のお寺お寺・・・
ということで、ずいぶん久しぶり(というか、約30年ぶり・・・え゛っ)に
東寺に行ってきた。

たぶん幼稚園のころ、
父親が急に東寺に行くと行って、でかけた思い出がある。
堺の片田舎で今思えばちょっと浮いた我が家では、
父はお洒落な三つ揃えを着て帽子を被り、
母は千鳥格子のワンピースにブーツを履いて、
わたしは・・・あんまり覚えてないけど、ちょっとお出かけ服を着て、
2時間かかって京都へゆき、
そこからタクシーで東寺へ行ったのは覚えている。
そこで、どういう理由だったかまったく覚えていないが、
父の機嫌が悪くなり、肝心の東寺をちゃんとみないまま、
どこかの小料理屋で食事をしただけで戻ってきたような映像が、
かすかにどこかに残っている。

その後は、10年程前、
友達の個展に出かけたのが確か東寺前。
そのときも入らなかったので、
もしかすると、東寺初入門!かもしれない。

食堂(じきどう)は、なにか商売っぽい絵がたくさん売られているだけで、
正直、あまり感心しない。

雨の中、講堂へ入る。
脇を固める国宝、国宝・・・
でも、なんだか表情やからだの線が硬くて、すっと入ってこない。
その真ん中に異様な存在感の大日如来がいた。
(これは国宝じゃなくて重文)
この大日如来さま、一度見たら忘れられない顔をしている。
しかも、角度によって、まったく表情が違う。
少しずつ動きながら眺め、とうとう正面に来た。
そして反対側まで、ゆっくり移動しながら角度の違う大日如来を見て、
また、正面に戻ってきた。

そして、しばらく黙ってにらみ合っていた。
・・・というか、見つめ合っていた。
大日如来はわたしのこころの中をご存知のようだった。
でも、わたしにもわからないそれを、
教えてくれるでもなく、静かに
「見ていますよ」とでも言いたそうな顔をしてるだけだった。

来てよかった、と思いながら、
待ち合わせの場所に向かって歩き出した。

toji_dainichi.jpg
(中は撮影禁止なので、外から・・・^-^;)





【2008/11/25 01:35】 | ディープ近畿(上記以外) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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