春のことぶれ
『念仏の如く呪文の如くその意味から解かれやみに触れたり』 禰子

「おとづれ」について、何度もほのめかしておきながら、なかなかもう一歩が踏み出せないでいる。
「ことだま」「たましひ」「ふり」「ふる」「ふれ」
揺れるということ、ひびくということ、言葉が、その象徴性から元の振動の伝達というところに戻ること。
人は器であるということ。器が音を発すること。器から器へ振動が伝達されること。
私の中で散らばったままの「おとづれ」を呼び寄せることはできるのだろうか。先はまだ見えない。

『拾うても拾うても、玉は皆、掌(たなそこ)に置くと、粉の如く砕けて、吹きつける風に散る。其でも、玉を拾い続ける。玉は水隠(みがく)れて、見えぬ様になって行く。姫は悲しさに、もろ手を以て掬(すく)おうとする。掬(むす)んでも掬んでも、水のように、手股(たなまた)から流れ去る白玉――。』
 「死者の書」 折口信夫

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【2007/03/03 00:30】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
ずっとこのエントリに気づいてはいるのだけれど、いまだ『死者の書』にあたる、勇気無し。
まずは、本を買おうかな?
と、買ってすぐ読んだ気になってしまう僕。
【2007/03/09 09:51】 URL | きむ #-[ 編集] | page top↑
>きむsama
 ・・・白状しますと、私もずいぶん読んでないのです。
 薄い文庫は実家から持ってきたはずが、あまりの薄さに行方知れず・・・。青空文庫でいつでも読めるさ!とおもいつつ、時が過ぎてゆくのであります(あ、きむブロ文調が染った・・(笑))
【2007/03/10 07:36】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
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