熱病
テレビもない、新聞も取っているだけでろくに読んでいない、
そんな私が何もわかっていないのだとは思いつつ、
今回の選挙騒動であらためて、
日本人の波の立て方、というのが少し分かったような気がした。

もちろん、今みたいないわゆる格差社会、というのはなくなってほしい。
先月までの政権にうんざりしているもの納得。
個人個人は割合冷静に、今回のことを考えている、ような気がする。

でも。
このバランス感覚を欠いた選挙結果はどうだろう。
どう考えてもあの「K泉氏に任せたくなっちゃった」気分と似ているんじゃないか。
個人個人話をすれば、ほとんどの日本人はきっといい人だ
(いや、どの国の人だって、きっとそうだろうけれど)。

ある一定のレベルの高揚感を超えたときの、
この国の波動がどうも怖い。
だってあのとき誰が真剣にK泉氏にむかって、
「自分が首相のときは消費税をあげないってどういうことですか?」と聞いただろうか。
胸を張ってそんなあほなことを言う人にむかって、
「それって、自分だけは悪者になりませんよ、
上るのは確実だけど僕は知らねーってことですよね?」と聞けただろうか。
インフルエンザのこの無防備感だって同じ根っこだと思う。
もちろん、もっと前の戦争のときも。
みえなくなっても、一所懸命。すぐそこにある危険目をつむることだって一所懸命にする。
一所懸命なだけに、それに他に選択肢がないように見えるだけに、
後から思えばあやうくてせつない。

これらはもちろん自戒を込めて。
選挙では冷静でしたが、
えらそうなことを言える生活をしていないことではこちらのほうが性質がわるいのかも…。
【2009/09/06 00:30】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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コメント
日本人のバランス感覚
司馬遼太郎のエッセイに「日本人は昔から一極集中を好まず、2つの極の間でバランスを取ってきた」という主張がありました。

小選挙区と比例代表の併用では今回のような結果も有る、ということなんでしょう。
【2009/09/06 19:29】 URL | H.IBA #-[ 編集] | page top↑
■ H.IBA さん

ようこそ。こちらでは初めまして。
そうですねー、今はそのバランス感覚を取るための空白期間なんでしょうかね。

司馬遼太郎さんは偉大な方ですが、「街道をゆく」の十津川のくだり、
学生の頃におとづれた地を再訪する際、結局は地元名士とのみ接触し、運転手つきで移動した、
という記憶がどうも私の中でひっかかっています
(うろ覚え且つすごい重箱の隅的でもうしわけないです^-^;)。
東大阪の記念館も、本が手に取れないのに壁一面に飾ってあって、少しでも近寄ろうものなら警備員にむちゃ怒られる、展示物のメインはその「天井まで壁一面の本」のみで権威主義っぽいし(あれは遺族や市や建築家が悪いと思っています。行ったのはもう5年以上前のことですから、今違ってたらごめんなさい)
というわけで、司馬さんとは未だ幸福な出会いがないのです(汗)。多分わたしがオトナじゃないからだろうなー。

ずーいぶん脱線して失礼しました。
どちらにせよ「2つの極の間でバランスを取って」ほしいと強く願う気持ちは変わりません。
【2009/09/07 23:59】 URL | 禰子 #xNtCea2Y[ 編集] | page top↑
うーむ。
うう。痛いところを書いてくださった。
私もこの選挙結果を招いた一人だけど。

民主党の言うことやることツッコミどころ満載で
もっと少しでも納得できることを言っている政党・候補者は他にそれなりにいた。
でも、ここで政治を変換させるためには
「このだいじな1票を死票にしたくない」
と思って投票した人が多かったんじゃないのかな。
(その是非は如何にか。連立政権になったこれから見極めることになるわけだ。政権外の共産党にもその立場から、だいじなところでツッコミ入れてもらいたいし。)

そういう意味では、前回の郵政民営化1点勝負のあの選挙よりも
よっぽど冷静だったとは思うな。
【2009/09/10 20:10】 URL | すずぼん #qDRrdO.I[ 編集] | page top↑
■すずぼん

実は、いろいろな事情があって、、、
選挙はこの年になって二度目なのです。

前回は二十代前半の、
大阪府知事選挙の投票でした。

以来十数年(^-^;;
白票でも、参加するべきだとは思っていたので行きました。やっと行けました。

テレビを見ないので(ついでに新聞も取っているだけで本当に読めてないので 恥)、
世論の盛り上がりをまったく察知せず。

不思議なもので、そうなると「政権交代」という熱病(と言ってしまってごめんなさい)がよく見えてきました(見えてきたような気がしました)。なので私は白票を投じました。
個人は、政党に関係なく、去年の初夏からいつも駅前でたった一人で街頭演説していた女性がいたので、その人に。

不思議な選挙でしたが、歴史に残る選挙だったのはまちがいないでしょうね。
歴史から見たとき、後世の人からなんと言われるか。
私の杞憂であればいいなと思います。
【2009/09/14 01:28】 URL | 禰子 #xNtCea2Y[ 編集] | page top↑
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