短歌人 2010年12月号
夕方の急行に乗る駅ナカで逢ひ飲みかすかに触れあふために

枚岡を越え額田越え石切に続く眼下の景色神さぶ

はじめてのそして最後の夕日浴び解体家屋はからだを開く

潜(くぐ)らうとしてゐる生駒山よりも車両は夕日を強く反射す

複雑な線路かならず待たされて車窓の十五所神社も覚ゆ ※

エレベーターや急行の後の各駅停車混雑の中にも死角はあり

すぐそこの平城宮跡ぬる燗の後にたまには歩いてみよか

                   勺 禰子(しゃく ねこ)



※掲載誌の下句は「車窓の十五社神社を覚ゆ」です。
 が、その後、推敲して短歌人関西歌会に出した歌に替えさせていただきました。
 十五社・十五所は意味的に同じで、書き間違えましたという言い訳とともに。
 (↑それなら覚えてないやん!とはどうぞツッコまないでください)
【2010/11/27 22:21】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
枚岡から石切間の夜景は私には近すぎて普通ですが見る人が見れば神々しいものなんですね。
【2010/11/28 11:25】 URL | 馳 詠二 #-[ 編集] | page top↑
■馳さん

万葉集には

難波津を漕ぎ出て見れば神さぶる生駒高嶺に雲ぞたなびく

という歌もあります。

生馬・生駒

わざわざ「生」の字をつけなければならないほど、その裏にいつも「死」があった山なんだと思います。

あれ、なんか学級委員長的な発言wでした(^0^)
【2010/11/28 22:34】 URL | 禰子 #xNtCea2Y[ 編集] | page top↑
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