職を退く
『出棺のごと送られし人たちが再雇用にてゾンビとなりぬ』 禰子

大企業というのは不思議な習慣があって、定年退職者を青空の下、部門一同花束で見送り、黒塗りのハイヤーで自宅まで送り届けるという行事がおそらく今年は何度も何度も繰り返される。今日は3台に分かれて4人のお見送りがあった。
今駐在している大企業では定年後の再雇用が慣例化しているから、一ヶ月リフレッシュした彼ら彼女らは「シニアなんちゃら」という肩書きで、不死鳥のごとく復活する。再雇用・再々雇用・週5日アルバイト・週3日アルバイト・・・
誰が望んだ構図なのだろうか、それとも、望まなかったろうか。

一度は埋め墓まで、用意された棺に乗って運ばれたのである。
それが姥捨ての儀式を終えて、晴れて肩書きを落としてもどってくる。
ものすごくベタな日本的感覚がまだここに残っていた。
ただ欲をいうと、こういうことをかなり真剣にしてしまう大企業体質の哀しさを、たのしさに・・・。
【2007/06/01 01:55】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
ほ~、そんな儀式があるのですか。
勉強になった。
【2007/06/01 09:09】 URL | きむら #-[ 編集] | page top↑
うん、別の会社では角を曲がるまで見送るから、
信号待ちだったり渋滞だったりすると大変(見送るほうも見送られるほうも)^^;
【2007/06/02 14:48】 URL | 禰子 #-[ 編集] | page top↑
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