奥琵琶湖 その2…のはずが脱線
奥琵琶湖 その1

少し時間はさかのぼるが、
京都から近江今津までは敦賀行の新快速に乗る。
堅田を過ぎると急に車内がガラガラになった。

やっと座席を確保。
そこでビタミンC入りのジュースの缶(蓋のあるのん)をおもむろに渡された私。
え、旅の初めはカップ酒でわ、と思いつつ
「匂い嗅いでみ」
と言われてくんくん嗅ぐ。
なんとなく酸っぱい。

「??」
「あててみ」
「??…!」
「わかった?」
「にごり…じゃなくてどぶろく!」
ということで、なぜか伊勢丹スイーツとどぶろくで始まった旅(笑)
こんなありふれて幸せで泣きたくなるような一瞬にも
払ってきた、というだけの対価がある。

でもそれはきっと特別なことじゃなくて、
誰も言わないだけのそれぞれの特別なこと。

そして、
普段の生活から離れたここにも
街道がある。

鯖街道
北国街道
それぞれに思いを馳せる
道があり、山があり、峠があって、
湖や川がある。

人は消えても、
街は消えても、
山や湖や川みたいに、
峠や街道は残る。
そう思ってきたし、
今まではそうだった。

ひとつの街の隆盛があっても、
それが滅びても、
街道が残ってさえればまた街ができる。
「もののけ姫」でジコ坊が言ったみたいにこの世がタタリでも。

ジコ坊
「そりゃそうだろう。そこらを見なさい。
この前来たときはここにもそれなりの村があったのだが
洪水か地すべりか…さぞたくさん死んだろうに。
戦さ、行きだおれ病に、飢え。人界はうらみをのんで死んだ亡者でひしめいとる。
タタリというならこの世はタタリそのもの」


でも、こんどはどうなんだろう。
道が消えてしまった場所はどうなるんだろう。

小さい時によく見た夢を思い出す。
なにか、が来るのを知っているのに、
「あ、来る」と思いながら、ふつうにしゃべっている。
こころがそわそわしている。
とっても焦っている。
でも、ふつうにしゃべっている、という夢。
幼稚園のころから、繰り返しみた夢。
みるたびに、
「あ、この夢知ってる」と思う夢。

この半月、どこかでいつもその夢を思い出しながら、
それでもやっぱり普通に生活して、
普通に生きています。

なんか…奥琵琶湖の話から逸れてしまひました。

その2、は改めて。


【2011/03/29 23:55】 | ディープ近畿(上記以外) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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