短歌人 2013年2月号
そのかみの杉浦日向子の死を知らず吾の十年(ととせ)の波瀾にあれば

僻(へき)の濃き夫婦なりしか日向子氏と荒俣氏との不協和を思(も)ふ

東京を幻視するとき見たといふ安治の絵には夜の灯多し ※

「宵越しの金は持てない」大火にて常に焼き払はれる江戸とは

南都にはあらぬ生駒の稜線に大火なく即ちリセットもなく

小角(おづぬ)以来の土の上(へ)に建つテレビ塔群を冠して生駒山立つ

上書きをしていけばいい 君の言ふことは正しい焼き払へぬのだから

消えもせず誰も歩かぬ元参道焼き払はれぬ堆(うづたか)さもて

                    勺 禰子(しゃく・ねこ)

井上安治
【2013/01/27 23:55】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
日向子氏と荒俣氏ってご夫婦だったことがあったんですね。知りませんでした。井上安治も知りませんでした。う~ん・・・シブイ・・・^ ^
【2013/01/29 05:10】 URL | tamaya #wMURzdEY[ 編集] | page top↑
■tamayaさん

日向子氏と荒俣氏のことは知ってたのですが、安治は私も知らなかったです。ちょうどNHKで杉浦日向子のみた東京、というような特集をみたのでした。それにしても杉浦日向子が死んでたってビックリだった私・・・。
ちなみに2月号を出したずいぶん後にわかったことですが、今度の土曜日に大和郡山に荒俣氏が来て基調講演されるそうなんで聴きに行ってきます(歌とは関係ないがw)
【2013/01/29 12:16】 URL | 勺 禰子 #xNtCea2Y[ 編集] | page top↑
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