短歌人 2013年7月号
人の波引いてしばらく思慮深くエスカレーター止まりゆくさま

「精選国語総合現代文編」読む少女ゐて喧噪の急行にしづかな片隅

休耕田に淡い雑草色づいて中学生二人を歩かしむ

いつだつて埋まつてゐるのを見たことがない御招待席の憂鬱

迷ひ箸のやうにクリックしてはただ眺める、世界が徐々にせばまる

菊池直子の十七年も吾の十七年もほうれい線は正しく語る

いくかぎりなく満ち干する海岸に立てばイデアはただ児戯のごとし

                  勺 禰子(しゃく・ねこ)
【2013/07/01 16:03】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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