短歌人 2015年11月号  大阪監獄
プラカード潜ませて乗る地下鉄をだれもころさず生きてゆくため

こんな日のこんな時間にどこいくねんと思へどさうか、みな降りてゆく

それぞれに気づく。自由なこの夏に、この公園に、集ふ自由に

ビッグイシュー販売員の後藤さんに邂逅する二万五千人の中

一九二〇年には大阪監獄でありしよ「戦争アカン」がこだます

関西テレビ(カンテーレ)、官邸礼かと思ふほどに隣の景色を露も映さず

半分はやけくそなのかもしれないがプラカードかけて家まで帰る

駅前の店で出逢ひしこどもたち恐ろしいのはわたしぢやないよ

                             勺 禰子(しゃく・ねこ)

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【2015/11/01 01:22】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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