短歌人 2016年2月号  えつきやん
今はなきバス停前に奥行きのみじかき宮口商店ありき

町にたつたひとつの店は菓子並べうどんも食はすえつきやんの店

まだ蕎麦も葱も苦手な四歳の吾は食むえつきやんの葱抜きうどん

おぼろ昆布ほどよくとけてえつきやんの岡持ちで届く年越しうどん

子どもさへ不審に思ふ豪華さのえつきやん新築レンガの家は

だんじりの初日夕刻えつきやんは駄菓子しこたま吾に与へり

だんじりの終はりしのちに「よにげ」なる言葉を知りてえつきやんを見ず

えつきやんの畑の畝は均されて五軒の小さき家が建ちたり

                        勺 禰子(しゃく・ねこ)
【2016/01/28 02:13】 | 日々雑記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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