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短歌人 2016年7月号  壬生大念仏狂言
濃藍の袖が五月の風はらむ楠の葉擦れは体内に鳴る

嵯峨野線の音も救急車の音も加へて進む「炮烙割」は

煙立て落ちては割れる炮烙に生れる厄除開運とは何

悪者の炮烙売りの名が残り鞨鼓(かっこ)売り二度の不覚の途上

清姫の出でて俄かに掻き曇る四条坊城南入ル空

躯体よき清姫が舞ふ、舞ふうちに浄き笛の音妖しくなりぬ

仇討ちのどこか喜劇と似てるさま曽我兄弟にも別の道あり
【2016/07/02 19:50】 | 短歌人誌 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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